”家相”の古典的解釈とは
家相とは、その「保気」が発するはたらきを重んじた設計デザインにあるとされています。
※「保気」とは、自然界に満ちている”天の気と”地の気”のうち、地上に建築された家屋内に取り込ままれた地の氣を言う。その保気こそがその家屋に住居する”人の気”と共鳴し、また”天の気(時)”と共鳴し、吉凶様々な現象を生じさせることになります。
古来より、日本の建築物における「家相」では
形体作用(物事のかたち、ありさまがもたらす働き)を「体構」と「用構」に2つに分けて考えたものでした。
つまり、この地上にある建築物は必ず体構と用構とを兼ね備えているという考えが日本では伝承されてきたのですね。
つまり、建築物の主要目的は、用(はたらき)であって、それを補佐する役目として体(装飾や素材)を活用することでした。
家相の用(はたらき)の ”有気” とは
私たちがそれぞれの人生において、”成功”することや”失敗”に終わることは、その人の持つ「氣」に関わることが多くあります。
その”人の氣”とは、先天的に授かった体力や知力の他に、その時の『地の利』と『時の運』が大きく作用し、人の氣に影響を与えることになります。
ご自身の人生において、大きな決断を実行する時には、この 『地の利』と『時の運』を最大限活用することが必須になります。
その為には、あらかじめご自身の内側に”有気”を保有しておき、この有気をベースとして、いざと言う時に 『地の利』と『時の運』を最大限活用するのです。
この”有気”を保有するために、「家相」を利用します。
家相を活用することで、あなたから3世代までのご子孫に”有気”を宿らせてあげて、ご一家の繁栄をお築きください。
『保気』について
天と地の間に充塞(じゅうそく)している目には見えない氣を総称して「大気」といいます。
”大気”は空気を意味するのではなくて、太陽の公転と地球の自転の運動エネルギーと、太陽系で唯一の恒星である太陽が発する可視光線と不可視光線との振動エネルギーがこの”大気”そのものです。
そして、この大気(波動)が地上に建築された家屋や施設の建築物に充填していった状態を「保気」といいます。
その”保気”は、ある一定の期間そこに居住や活動した人に波動(エネルギー)を与えていきます。
家相で培った保気は、そこに生活する人に定まった法則(年月と方位など)により吉現象として表れ、幸せ慶び事が続いていくことになります。
家相の目的
どんな立派な住居も広壮な建築物も、常に目には見えない大気の壮大なエネルギーの影響を受けて、いつかは老朽化(腐朽・沈下・傾斜など)していくものです。
これを『先天能作』と言います。
それに対し、新築や改築することで建築物の保気を生成したり変更することを『後天能作』と言います。
この後天能作を応用して、新築や改築した場合に、人はみな幸福や慶事が増大していきます。
それが家相(九氣建築学)の目的
です。
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