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天命思想から読み解く台湾問題~気学が教える”見えない力”の正体~

プロローグ:2024年11月、日本中が震撼した一つの発言

皆さん、こんにちは。

2025年11月、今ちょっとした「外交問題」が日本中を騒がせていますね。

高市早苗首相が国会で述べた「台湾有事は日本の有事である」という発言。まあ、これ自体は以前から日本の保守派層が主張していたことでした。

これに対して、中国の薛剣(せつけん)駐大阪総領事が11月8日深夜、自身のX(旧Twitter)で

「勝手に突っ込んできたその汚い首は一瞬の躊躇もなく斬ってやるしかない。覚悟ができているのか」

という、まあ、穏やかじゃない投稿をしたというんです。

いやあ、外交官がこれですよ。

さすがにこれには日本国民も「ちょっと待て」となりました。

この国民感情を受けて、日本国政府も歴代政権が連発した「遺憾砲」ではなく、木原官房長官が記者会見で「極めて不適切」と明言し、外務省からしっかりと中国側に確認と再発防止策の提出を厳命しました。

松原仁議員をはじめとする国会議員からは「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)として国外追放すべき」という声も上がっています。

10月に高市政権が誕生してから、日本全体が大きく目覚めだした様子が、誰もが肌で感じた出来事ではないでしょうか?

そこで皆さん、一つ疑問が湧きませんか?

「なぜ、中国はそこまで台湾にこだわるのか?」

経済的メリット?太平洋進出の拠点?まあ、確かにそれもあるでしょう。

でも実は、もっと深い、私たち一般人が知らない理由があるらしいのです。

※本記事の歴史的背景については、神野正史氏のYouTubeチャンネル「【第38回】中国が台湾に執着する本当の理由!【神野正史の世界史ワンポイント講座】」(https://youtu.be/K8oO54QKIXQ?si=OOJDRl-t2FxetLkn

を参考にさせていただいております。神野氏の深い歴史知識と、複雑な国際情勢を驚くほど分かりやすく解説される語り口は、まさに圧巻です。難解な歴史の本質を、これほど明快に、そして面白く伝えられる方は稀有な存在でしょう。

歴史好きな方はもちろん、普段歴史にあまり興味がない方でも、神野氏の動画を見れば必ず引き込まれるはずです。ぜひご覧になることを強くお勧めいたします。

第一章:一般的な説明の「矛盾」に気づいていますか?

中国が台湾に執着する理由として、メディアや専門家が挙げるのは大体こんなところです:

  • 台湾を拠点として太平洋に進出したい
  • 台湾の経済力や技術力を取り込みたい
  • 地政学的戦略では重要な位置にある

なるほど、確かにもっともらしい理由でね、でも、ちょっと考えてみましょう。

中国は憲法の中で言っています。「台湾は中国の不可分の一部である。国家統一は歴史的な使命である」と。

憲法ですよ、憲法。しかも中華人民共和国が建国された1949年からずっと台湾併合を叫び続けているんです。

ここで冷静に考えてみましょう。

もし本当に台湾の経済力や技術力が欲しいっていうんだったら、つい最近言い始めたはずですよね?だって1949年の頃、台湾は全然経済力ないんですから。

蒋介石率いる中華民国が大陸から逃げてきて、これからどうしようかって時代です。

でも、その頃から主張しているんです。75年以上も。

このことが、世間一般に言われている「経済力」「技術力」「太平洋進出」といった理由が、実は的外れだということを表していると私は思います。

じゃあ、中国にとっては民族の常識であっても、外国人にとって(もちろん日本人にも)まったく常識外の理由とは何なのでしょうか?

第二章:3000年続く「天命思想」という見えないエネルギー

ここで登場するのが、古代中国で生まれた「天命思想」です。

運命学や気学を学んでいる方なら、「天命」という言葉にピンと来るかもしれません。

気学では、人には三つの「命」があると考えます:

①天命(創造主の視点)= 宇宙が与えた役割
志命(人類の視点)= 社会に貢献する使命
我命(喜びの視点)= 自分らしく生きる道

この中の「天命」、つまり天(宇宙・神)から授かった使命という概念が、中国では国家統治の正統性を証明するものとして、3000年も使われ続けてきたのです。

 天命思想の仕組み

簡単に言うとこういうことです:

中国には神様である「天帝」がいて、この神様が「この地上世界を支配するのにふさわしい徳のある者」を人間界の支配者として任命する。これを「天命を授かる」と言います。

天命を受けた者は「天子」(天の子)と呼ばれ、だから偉いんだ、という理屈ですね。

ここがポイントなんですが、天命を受けているのはその人個人が偉いからではなく、天帝様から天命を受けたから正統性があるに過ぎない。

だから、親から子、親から子と継承していくうちに、とんでもない暴君が現れることもあるんですね。そうすると天帝様は、

「ああ、あいつはだめだ。私の代行者としてふさわしくない」ということで、天命を改めることもあると考えたわけです。

「革命」の本当の意味

天命が入れ替わることを「革命」と書きます。天命が改まると書くんですね。

現在では「革命」という言葉を聞くと、レボリューションの意味で認識しますが、元々革命という言葉にはレボリューションという意味は全くないそうです。近代に入ってからレボリューションという言葉の訳に当てはめちゃったせいで誤解が生じているだけです。

じゃあ、天命が入れ替わったってどうやって証明するの?言ったもん勝ちじゃないか?

そこで考え出されたのが:「戦いの結果を見ればわかる」という理屈。

だって、もし前の皇帝が天帝から天命を受けているなら、神様のご加護があるはずだよね。神のご加護がある皇帝が負けるわけないじゃん。

負けたということ自体が、神のご加護が私に渡った証拠。すなわち革命が起こった証拠だ。

第三章:日本が選んだ「もう一つの道」

ここで興味深い話があります。

日本という国は、中国からあらゆる文物を輸入いたしまして、これを日本文化に溶け込ますことに成功しています。

飛鳥時代(6〜8世紀)、日本は中国から:

  • 陰陽五行説
  • 易経
  • 暦法
  • 方位学(九星気学の元になったもの)

などを積極的に取り入れました。

でも、天命思想だけは輸入しませんでした。

なぜか?

天命思想を採用すると、「前の王朝を完全に滅ぼさないと正統性を継承したと証明できない」というジレンマに陥るからです。つまり、永遠に王朝交代の連鎖が続くことになる。

実際、中国はこの思想を適用してしまったがために、3000年にわたって目も当てられない王朝交代を繰り返すことになりました。

一方、日本は2600年にわたって一度も王朝交代が起こらない、世界でも極めて稀な国となりました。

歴代中国皇帝は「日本が羨ましい」と言っているのではないでしょうか。自分を正統化したいがために、中国はこれから動乱に継ぐ動乱の歴史になったというわけです。

【中国vs日本対比イメージ】

┌─────────┬──────────┐

│  中国(天命思想)│  日本(和の思想)  │

├─────────┼──────────┤

│ 外からの正統性   │ 内なる調和        │

│ 王朝交代あり    │ 王朝交代なし       │

│ 相剋のエネルギー │ 相生のエネルギー   │

└─────────┴──────────┘

気学的に見ると

これを気学の視点で見ると、非常に興味深いことがわかります:

中国型:外からの正統性(天命)に依存
→ エネルギーが常に不安定
→ 「気」の流れが滞りやすい

日本型:内なる調和(和)を重視
→ エネルギーが安定的に循環
→ 「気」がスムーズに流れる

陰陽五行説でいえば、中国は常に「剋」(こく=相剋)のエネルギーに支配され、日本は「生」(しょう=相生)のエネルギーで循環していると言えるかもしれません。

第四章:元→明→清、そして現代中国の「同じ構造」

さて、この天命思想を踏まえた上で、中国の歴史を見てみましょう。

康熙(こうき)帝(てい)の台湾への執着

清の第4代皇帝・康熙帝は、台湾の鄭(てい)氏(し)政権(明を名乗っていた)を滅ぼすために、莫大な犠牲を払いました。

「肉を切らせて骨を断つ」作戦で、鄭氏台湾を倒すために自分もものすごい傷を負う大損害を被ったのです。そこまでして台湾攻略に力を注いだのです。

そして興味深いことに——

台湾を制圧した途端、清は台湾への興味を失います。

あれほど台湾制圧に力を注いだのに、一旦台湾を制圧してしまえば興味を失う。放置状態になる。

つまり康熙帝が欲しかったのは「台湾」という土地ではなく、「天命」という見えないエネルギーだったということが、こういうところからわかるのですね。

【中国王朝の歴史】

   元(1271-1368)→ 明(1368-1644)→ 清(1644-1912)

中華民国(1912-)

1949年 台湾へ

中華人民共和国(1949-)

気学で言えば、これは五行のバランスが崩れた状態、「気」が一点に滞留している状態です。エネルギーの自然な循環が阻害されている典型例と言えます。

現代中国が抱える致命的問題

時代が下って、1949年。

国共内戦で毛沢東率いる中国共産党が勝利し、蒋介石率いる中華民国は台湾に逃げていきました。

それは何を意味するんでしょうか?

中華民国は大陸から駆逐されたけれど、滅びてはいないんです。

天命思想によれば、天命は依然として中華民国(台湾の蒋介石)にあるということになっちゃうでしょ。

正統性はあくまで中華民国の方。それでは中華人民共和国(毛沢東)はただの反逆者ということになります。

何度も申し上げますが、中国においてはそれだけは認められないんです。

だから断じて台湾の存在を認めないし、突如としてふって湧いたように「一つの中国」なんて言い始めるのです。「台湾は中国不可分の一部」なんて意味不明なことを言い始めるのです。

全ては正統性(天命)が欲しかったからです。革命を起こしたかったからです。

第五章:あなたの中にもある「天命思想」的執着

さて、ここまで読んで「へえ、中国って大変だね」と思った方。

実は、この構造は私たち一人ひとりの中にもあるんです。

チェックリスト:あなたは囚われていませんか?

□ 資格や肩書きで自分の価値を測っている
□ 他人からの承認がないと不安になる
□ 「正しい」「間違い」にこだわりすぎる
□ 過去の成功体験が忘れられない
□ 変化を恐れて同じパターンを繰り返している
□ 「あの人に認められないと前に進めない」と感じる

これらはすべて、外からの正統性に依存している状態なんです。

気学で言えば、五行エネルギーのバランスが崩れ、本来の「天命」(魂の声)が聞こえなくなっている状態です。

五行バランスの崩れが生む執着

私たちの身体には「先天的五行エネルギー」(生まれ持ったバランス)と「現在の五行エネルギー」(今の状態)があります。

執着や囚われは、この二つが分断されることで生じます:

(五行)(成長・発展)が滞ると → 変化を恐れる
(五行)(情熱・行動)が過剰だと → 衝動的になる、他者を攻撃する
(五行)(安定・信頼)が不足すると → 承認欲求が強まる
(五行)(正義・完璧)が過剰だと → こだわりが強くなる、融通が利かない
(五行)(柔軟・知恵)が不足すると → 固執する、流れに逆らう

中国の台湾への執着を五行で見ると:

  • (名誉・正統性への執着)が過剰
  • (柔軟性・現実対応)が不足
  • (安定・調和)が欠如

まさに、バランスが崩れた状態が75年以上も続いているわけです。

第六章:執着を手放し、本当の「天命」を生きる

 さて、ここからが本題です。

国家レベルの話は壮大すぎて、私たちにはどうしようもない。でも、自分自身の中の「執着」なら、今日から変えられます。

ステップ1:自分の執着を知る

まず、以下のワークをやってみてください:

【実践ワーク】

①紙とペンを用意する

②「手放せないもの」を書き出す
例:「○○さんに認められたい」
「この資格がないとダメだ」
「あの時の失敗を許せない」

③それぞれに問う
「これは本当に私の天命(魂の声)かな?」
「それとも外からの正統性(他人の評価)かな?」

ステップ2:九星気学で自分の本質を知る

あなたの生年月日から導き出される「本命星」を知ることで、あなた本来の天命が見えてきます:

一白水星 → 知恵と柔軟性で道を拓く
二黒土星 → 地道な努力で人を支える
三碧木星 → 新しいことに挑戦し、発展させる
四緑木星 → 調和とコミュニケーションで場を整える
五黄土星 → 強い意志で改革を推進する
六白金星 → 正義と品格で人を導く
七赤金星 → 喜びと楽しさを人に届ける
八白土星 → 着実に成果を積み上げていく
九紫火星 → 情熱と美意識で世界を照らす

 ご自身の本命星を知りたい方は、以下のサイトでご自身の生年月日を入れてご自身の九星を検索してください。

九星盤計算https://keisan.site/exec/system/1207304031#google_vignette

ステップ3:気のバランスを整える

強い執着は「気の滞り」を生みます。

「気の滞り」の解消には、以下の①~④の選択肢も大変有効ですが、即効性と確実性の高さでは次の術が最も有効です。

【足踏み開運セラピー】体の五行を理解し、踏んで踏まれて元気になる
https://mirokuproject.com/ashibumi_therapy/

足踏みセラピーは、施術者が自分の足裏で受術者の身体の特定の経絡に圧をかけることで、体内の気の流れを整え、五行のバランスを調整する画期的な手法です。指圧や手技とは異なり、足の裏という面積の広い身体部分を使うことで、受術者の深部にまでじっくりと圧力を伝え、コリや気の滞りを解していきます。

その他の有効な方法:

呼吸法:深呼吸を10回。吐く息で執着を手放すイメージ

吉方位取り:自分のバランスを整える方位へ出かける

足踏み:その場で足踏み100回。大地のエネルギーを取り入れる

感謝のワーク:今あるものに感謝する(外への執着が薄れる)

エピローグ(終章):歴史が教える”生き方の智慧”

3000年続く執着の連鎖。それは国家だけの問題ではありません。

私たち一人ひとりの心の中にも、同じ構造が存在しています。

中国が台湾に執着するのは、「天命」という外部の権威による正統性を求め続けているからですね。

私たちが何かに執着するのも、同じく外からの承認や評価を求めているから。

気学が教えてくれるのは:

①外部の承認や評価ではなく、内なる天命を信じること
あなたの魂はすでに答えを知っています

②執着を手放し、気の流れに身を任せること
無理に掴もうとすると、かえって離れていく

③バランスを取りながら、自然体で生きること
五行のバランスが整えば、すべてが調和する

中国が台湾に執着する理由を知ることは、私たち自身の生き方を見つめ直すきっかけになるのです。

高市首相が「台湾有事は日本の有事」と述べ、中国大阪総領事が「その汚い首は斬ってやる」と投稿した——この一連の出来事も、実は3000年前から続く天命思想という「見えないエネルギー」の現れなのです。

そして私たちは今、その歴史の渦中にいます。

だからこそ、まず自分自身の中の「執着」に気づき、本当の「天命」を生きることから始めませんか?

外からの正統性を求めるのではなく、内なる天命に従う

それが、気学が教える「開運」の本質なのです。

【あなたも今日から、本当の天命を生きてみませんか?】

もっと深く気学を学び、自分の天命を知りたい方へ

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※本記事で興味を持たれた方は、ぜひ気学や運命学を学んでみてください。あなた自身の「天命」が、きっと見えてくるはずです。

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小熊 九太朗
青山学院大学経営学部卒業後、実父が運営する会社で経営に携わる。25歳の時に父の薦めで会社運営の傍ら、 日本の気学の宗祖 “園田真次郎師” の直系ご子息”故・矢島滋規氏”より、陰陽学、易学、九星学、十干十二支学を基本とする氣學を学ぶ。 その後、父の急死から、企業経営を継承し、45歳を機に「氣學」研究をさらに深める。 従来の氣學に、中医学(経絡)や筋膜リリースの要素もも研究に加え、易学と四柱推命も合わせた「気学教室」、「五行セラピーセミナー」などを、東京・シンガポールで開催の実績あり。 占い師養成スクール講師、個人鑑定歴は25年以上に及ぶが、占い師に頼らない潜在意識への“気付きツール”、また医薬に頼らない”家庭の養生法”として、すべての人に氣學を身に着けていただきたいと言う思いから、わかりやく氣學を解説するように心がけている。 現在は秋田県に在住。
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