”吉方位取り”の古典的解釈
日本での方位取りの起源となると、「源氏物語」の一説に「方違え(かたたがえ)」がある様に、平安貴族の時代には、自宅を建て替えたり、婚姻で嫁ぐ際には盛んに用いられたそうです。
【方違え(かたたがえ)】出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
方違え(かたたがえ、かたちがえ)とは、陰陽道に基づいて平安時代以降に行われていた風習のひとつ。方忌み(かたいみ)とも言う。
外出や造作、宮中の政、戦の開始などの際、その方角の吉凶を占い、その方角が悪いといったん別の方向に出かけ、目的地の方角が悪い方角にならないようにした。
この様に、奈良・平安時代から江戸時代に伝承した”方違え(吉方位取り)”の考え方は、施政者から主に商人や町人へとその対象は移り盛んになりました。
その後の明治政府成立時には、”迷信”の類となり禁止令が発せられましたが、一般市民の間では、病気回復、家督相続の問題解決、経済問題の解決、婚姻の嫁ぎ先、会社設立、等々の対処策として存続し続けました。
大正時代になると、園田眞次郎氏が九星術と気学(陰陽五行論、十干十二支学、方位術)を体系化した「大正館気学」を世に出し、その流れが現在の九星気学の基本理論となり、「方位取り」の論理となっています。
この古典的な”吉方位取り”は、オカルトでしょうか?
現在の物理学では、私たちが現実に見えていると思うモノも、実はモノではなく、光の波の振動パターンで見ていると考えるようになって来ました。
そして、私たちの思考はエネルギーの振動で出来ているそうです。
同様に、人間も原子で出来あがっている個体ではなく、素粒子の振動エネルギーであることが最新の物理学で分かっているそうです。
振動エネルギーには定まった形がなく、考えに対応して自在に形を変えています。
つまり、万物がエネルギーなら、思考もエネルギーの振動であり、この”思考の振動”と”場の振動”がぶつかり合い、干渉し合ってその時の「人の氣」に影響を与える。
そして、その時のその場で壮大なエネルギーが出現する。
つまり、その場にエネルギーが十分に集まると、その”場”は物質に姿を変える、と言うことです。
「えっ~、それってオカルト現象でしょう~」との話しに聞こえてしまいますが、実はそれこそが現実の世界なのだという事です。
これは、アインシュタインのE=MC2(二乗)の方程式から理解できる現象らしく、
この意味は、”物質はすべてエネルギーで出来ている”ということなのです。
身体は質量をもった量子で構成され、その量子は波であり、紛れもなくこの次元に存在する物質です。
しかし、波の振る舞いをする量子は”意識的に観測”しない状態では観測されないことから、私たちの常識は身体の物理空間からなかなか切り離せません。つまり、眼に見えるものを現実と思い込みます。
でも、生命エネルギーが満ち溢れているのは精神空間なのです。
物質空間と言われる世界は、可視化できる波の周波数帯領域に閉じ込められているだけです。
精神空間(情報空間)と言われる世界は、その周波数帯が異なっているだけの問題であって、物質空間と同じ空間に存在しています。
ですので、私たちは”肉体”という物質空間を利用して、精神空間にある生命エネルギーを活性化することで、肉体的にも精神的にも豊かな人生を送れることになります。
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