氣学

春は、”氣”がコントロールし辛い季節です

4月が近づくと、日本人ならば桜の開花が待ち遠しくてたまらない気持になるものです。

今年もその時期となりました。

多くの人たちが“桜の名所”に集い、春の訪れを祝います。
そして今年4月は特別に、皇居内の乾通りの桜並木が一般にも開放され、4日と5日の両日で15万人余の人たちが花見を楽しんだそうです。

また4月は、学校では入学式、法人や役所では入社式・入所式があり、それを契機に新年度が始まります。それが桜の時期と重なることから、日本人であれば心が一気に華やぎます。

ほんの1か月ほど前までは、北国では観測史上例にないほどの大雪に見舞われ、東京でも記録的な寒波が襲来した冬を経験していました。その季節が終わり、そして桜が咲き、1年でたった1週間ほどしか咲き誇らない花を愛で、その花びらを散らす疾風に“春風であったとしても”それを恨み、桜の儚さを優美とさえ感じる情緒は、日本人特有のものでしょう。
そして、各地の桜の名所では、あちこちでお花見の輪が作られ、老若男女の間で盃が交わされます。

皆さんのご家族ご親戚、またご友人にも、この4月から新入学や新入社、また新事業や新たな習い事に挑戦される方もいらっしゃるでしょう。
大きな期待や希望を胸に抱き、夢の実現にむけて邁進されることでしょうが、その為には、ドラスティックに気持ちを入れ替えてから事を始めることをお薦めします。

それには、自分なりの“儀式”を催すことが有効です。

神社や仏閣がご近所にあれば、そちらにお参りして、祈願をすることで「気」はドラスティックに入れ替わるものです。この春は、心新たに何事も始めてください。

心とは、修復が出来ないもの

ところで、運命学では「心とは、修復が出来ないもの」との説があります。

過去に経験した“失意”や“蹉跌”を人はいつまでも引きずるものです。この場合、多くの人は「心が修復されないまま」ことを始めてしまいます。
この状態で人生を続けると、後々に心か身体に(またはその両方に)疾患を生じることが多くあります。

「心を入れ替えて」から新たな人生に船出をするしか、人生を続ける術はありません。
しかし、それはとても勇気のいる決断でしょう。だからこそ、その門出を「幸多からん」と人々は祈るのかも知れません。

ぜひ、この4月からの事始めにあたっては、成功への“門出”として、ご自身なりの儀式をお試しください。きっと“心が入れ替わった”ことが実感されることと思います。

ABOUT ME
小熊 九太朗
青山学院大学経営学部卒業後、実父が運営する会社で経営に携わる。25歳の時に父の薦めで会社運営の傍ら、 日本の気学の宗祖 “園田真次郎師” の直系ご子息”故・矢島滋規氏”より、陰陽学、易学、九星学、十干十二支学を基本とする氣學を学ぶ。 その後、父の急死から、企業経営を継承し、45歳を機に「氣學」研究をさらに深める。 従来の氣學に、中医学(経絡)や筋膜リリースの要素もも研究に加え、易学と四柱推命も合わせた「気学教室」、「五行セラピーセミナー」などを、東京・シンガポールで開催の実績あり。 占い師養成スクール講師、個人鑑定歴は25年以上に及ぶが、占い師に頼らない潜在意識への“気付きツール”、また医薬に頼らない”家庭の養生法”として、すべての人に氣學を身に着けていただきたいと言う思いから、わかりやく氣學を解説するように心がけている。 現在は秋田県に在住。
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