“足踏みセラピー”とは
足踏みセラピーの概要と特徴、その取り組みの特異性について以下に紹介します。
私の”足踏みセラピー”は、奈良県桜井市にある真言宗磐余山(いわれさん)東光寺住職である山内宥厳(やまのうちゆうげん)氏が考案し普及させた「楽健法(らっけんほう)」がベースになっています。
私がこの「楽健法(らっけんほう)」に出会ったのは、今からもう15年近くになります。
この楽健法を紹介してくれたのが、私の妻のシンガポール在住の頃からの旧友のアロマセラピストで、彼女はアロマテラピーを長年続けていたのですが、探求心旺盛な彼女はそれに飽き足らず、最後にたどりついたセラピーが楽健法でした。
この楽健法は、セラピストの自重(自分の体重)を施術者の足裏で、クライアント(施術を受ける側)の凝りのある部位に自重圧をかけて(楽健法では「踏む」と表現)、その凝りを解きほぐすという施術です。
その施術方法と理論は「楽健法との出会い」のページを参照ください。
“足踏みセラピー”の魅力と可能性
足踏みセラピーの魅力は、その独自の施術法と効果にあります。
この施術法の大きな可能性は、受ける人の五行経絡に「気」が通ることで、凝りをほぐし、津液(体内の水分)の流れをスムーズにするだけでなく、施術を行う人も足裏から自分の「気」の流れが活性化され、健康を向上させる効果が期待できる点です。
足踏みセラピーの魅力/「独自のアプローチとその効果」
先ずは、施術者が受け手に行う独自の施術方法についてですが、それは「筋膜リリース」と「中医学の経絡」に対する働きかけを組み合わせたものです。
「筋膜リリースセラピー」と中医学の「経絡・経穴」には、身体の調整や健康促進において、いくつかの関連があるとされています。
筋膜リリースセラピーは、筋肉や結合組織の緊張を解放し、身体の柔軟性を高める療法です。一方、中医学における経絡・経穴は、体内を流れる「気」のバランスを整えることで、健康を維持・促進するとされています。
両者とも、体内のエネルギーの流れや筋肉・組織の調整を重視しており、その点で共通する考え方があると考えられています。
しかし、現時点では、これらの関連性についての科学的な証拠はまだ十分に確立されていません。現在も研究が進められており、今後、新たな科学的な洞察や証拠が得られる可能性はありますが、現段階では科学的な合意には至っていないという点を理解しておくことが重要です。
筋膜リリースは、筋肉や筋膜の緊張を緩和し、身体の柔軟性や動きの範囲を改善するための手法です。筋膜は、身体内の組織を包み込む薄い膜であり、筋肉や内臓、血管、神経などを覆っています。筋膜リリースセラピー理論を活用し、セラピストが足裏で自重圧を使ってクライアントの筋膜に働きかけ、緊張を解きほぐすことで身体のバランスを整えることを目指します。
一方、中医学では、「経絡(けいらく)」と呼ばれるエネルギーの流れる経路(経路)と、「経穴」と呼ばれる特定のポイントが重要な概念です。経絡は、身体内を巡るエネルギーの流れを示し、経穴はそのエネルギーが集中的に集まる場所です。中医学では、経絡や経穴の調和が健康や病気の状態に影響を与えると考えられています。
足踏みセラピーでは、経絡を施術者の足裏で圧する施術法です。
足踏みセラピーの効果について
通常のマッサージやボディセラピーは、施術者の指や手を使っての手技ですが、足踏みセラピーでは、施術者の足裏を使っての施術となります。
・施術者の足裏での施術では、広範な筋膜や経絡へのアプローチで深部組織への圧の調整が大切で、その為に施術者が適正な姿勢を保つことに重点が置かれます。
セラピストが自分の指と足裏でクライアントに施術する場合の効果の違いについて、以下に一覧表で示します。
この一覧表では、指での施術と足裏での施術の効果を比較しています。指での施術では特定の経穴への直接的な刺激や局所的な緊張の緩和に焦点が当てられます。一方、足裏での施術では広範な経絡へのアプローチや深部組織への圧の調整、全身のバランスの促進に重点が置かれます。
効果 | 指での施術 | 足裏での施術 |
経絡へのアプローチ | 特定の経穴への直接的な刺激 | 経絡の広範な経路へのアプローチ |
局所的な筋肉や組織の緊張の緩和 | 特定の部位への的確な圧の調整 | 広範な経絡と深部組織への圧の調整 |
リラックス効果 | マッサージや指圧によるリラクゼーション効果 | 足裏の圧による深いリラックスと全身の緊張の解消 |
エネルギーの流れの促進 | 経絡の特定のポイントへの的確な刺激 | 経絡の広範な経路にわたるエネルギーの促進 |
身体の安定とバランスの促進 | 特定の部位への的確な圧によるバランスの調整 | 足裏の圧による全身のバランスの促進 |
足踏みセラピーのまとめポイント
おまけ: 『足踏みセラピー』 の一例です
サササ、 ”〆'(ェ)’*) 小熊九太朗でした。
身体は質量をもった量子で構成され、その量子は波であり、紛れもなくこの次元に存在する物質です。
しかし、波の振る舞いをする量子は”意識的に観測”しない状態では観測されないことから、私たちの常識は身体の物理空間からなかなか切り離せません。つまり、眼に見えるものを現実と思い込みます。
でも、生命エネルギーが満ち溢れているのは精神空間なのです。
物質空間と言われる世界は、可視化できる波の周波数帯領域に閉じ込められているだけです。
精神空間(情報空間)と言われる世界は、その周波数帯が異なっているだけの問題であって、物質空間と同じ空間に存在しています。
ですので、私たちは”肉体”という物質空間を利用して、精神空間にある生命エネルギーを活性化することで、肉体的にも精神的にも豊かな人生を送れることになります。
九氣健康法の講座開設を計画しておりますので、少しだけお待ちください。